- 移住者の声
- 田川ファミリー
人のぬくもりと豊かな自然に囲まれて シンプルに、思うまま生きていく
2025年取材
| 田川ファミリー 出身 / 富山市 職業 / |
住宅の補助と、教育の充実が決め手
自然がすぐそばにあって、徒歩で生活ができる場所に、古民家をリノベーションして暮らしたい。そんな想いで、富山市の街中から井波の地へ移住した田川さんご一家。紘輝さんの仕事の拠点が井波なこともあり、町の雰囲気を事前に感じられていたこともきっかけの一つだったという。
「丁寧に作られているパン屋さんやコーヒー店などの面白いお店があったり、子どもと散歩してるだけでもいろんな人が声をかけてくれたりして、こだわりと人のあたたかさが共存しているのがいいなと思いました。」と舞子さん。市内の空き家を活用する場合の補助金を利用できたことと、あらゆる自然体験ができる『寺子こどもえん』の存在が移住の決め手となった。『寺子こどもえん』では鶏の飼育から卵の収穫に至るまで、子どもたち自身で毎日行っている。また、遠足では猟師と山歩きをすることもあり、山鳥などが捕獲できればその観察も行う。そうすることで、自分たちが普段食べている肉はかつて生きていた動物だと理解し、その動物の背景を想像できるようになる。そんな、人と自然の距離が近い井波ならではの教育に魅力を感じたという。
現在は南砺市の空き家バンクで見つけた物件をリノベーションし、家族3人で暮らしている。
自分たちの美意識に沿った環境
井波で暮らし始めてからは、知り合いから野菜をもらったり、時には猪の解体に呼ばれたりと、魚以外は近所から受け取る機会が増えたという。そこには生産者の想いとこだわりがあり、それを食べることで行動や意識も変わってくると感じているそう。
「自分たちで食べるものは自分たちで作ったり獲ったりする。そんな自然のサイクルの中で、シンプルに生きていきたい。」と語る紘輝さんは、その想いから狩猟免許を取得。
現代は、お店に行けば食べるものがあるのが当たり前だが、山に入れば、獲物が必ずいるとは限らないし、自分の身が危険にさらされることもある。過剰とも言えるサービスがあふれ自然の摂理を忘れがちな現代だからこそ、命のやり取りを通して感覚を研ぎ澄ませる。そんな美意識を大切にした暮らしを、井波の地で体現していくことだろう。
