- 移住者の声
- 田中ファミリー
南砺市ならではの世界遺産暮らしで山の恵みと相倉の深い歴史を堪能
2025年取材
| 田中ファミリー 出身 / 富山市 職業 / |
水と空気が綺麗な山での暮らしを求めて
富山県出身の悠介さんと埼玉県出身の史織さんは、山が好きなのが共通点。お互いに北アルプスの山小屋で働いていたことがきっかけで出会い、その後の住まいもやはり山が良いという想いがあったという。相倉への移住の前は、富山市の山間部で賃貸の古民家に10年暮らしていたが、老朽化が激しかったため、他の場所での暮らしを考えるようになった。「そのまま富山市で家を建てるか中古物件を買うか悩んだんですが、なかなか良い場所が見つからなくて。そんな時、『スマウト』で見つけた『世界遺産に住まんまい家(け)?プロジェクト』に応募したのが移住のきっかけでした。」と悠介さん。絶対ここに移住したい!という強い気持ちがあったわけではなく、ひとまずプロジェクトに当選したら考えようというライトな姿勢で相倉の魅力に触れていった。
地域全体で子どもを見守る土壌がある
プロジェクトに当選し、相倉での生活を体験した上で子育てにも良い環境だと感じ、長女の楓子さんが小学校に上がる前に移住。悠介さんは林業、史織さんは地域づくり協議会の事務局に従事しながら、現在は『相倉合掌造り保存財団』が管理する物件で生活している。
「いくら山で暮らしたいと言っても、子どもがいなくて娘たちの友達ができない状況は避けたくて。相倉はこの集落だけで高校生までの子どもが10人以上いるのが魅力のひとつです。」と史織さん。車があまり走っていないので、子どもたちは集落全体を庭のように駆け回って遊ぶことができ、転んだ時は観光中のお客さんが絆創膏を貼ってくれたり、近所のお土産屋さんや観光案内所の方が話し相手になってくれたりと、地域全体で子育てしている空気を感じるという。
また、すぐ近くの平スキー場でレジャーを楽しんだり、伝統ある獅子舞行事に参加したりすることで、子どもたちが自分の暮らす地域に自然と意識を向けるようになっている。「うちの畑でナスとー、ピーマン、トマト、さつまいも、あとねカボチャとパプリカ!あっ、きゅうりも採れるよ!」と嬉しそうに教えてくれる子どもたち。今後は、できれば鶏を飼ったり田んぼをしてみたいと考えているそう。ここには、大自然と一体となった健やかな家族の営みがある。
